2022年11月17日

遠州行灯 台座部円筒(大・小)の蒸し曲げと丸輪ホゾ穴開けジグ製作

今日は、昨日水に浸しておいた台座部の円筒材料を蒸し曲げした。どちらも2.5mm と2mm厚の薄板で有るが、大は65mm幅で、今回初めてその幅広曲げジグを使うことになり少し手間取った。結果は薄いぶん幅があっても、比較的楽に曲げつける事ができた。
これらの蒸し曲げ終了後、この後の工程である丸輪ホゾ穴開けジグを製作した。30mm厚ポリランバーの端材で作ったベース板に丸輪を約3/4程度差し込める大きさに設計している。ホゾ穴は半円の頂点でルータを利用し彫り込む。

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台座部円筒大の蒸し曲げ治具で、65mm幅である。

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蒸し曲げ中は、いろいろと集中しなければならないので今までは写真撮影はやらなかったが、これだけは残したかった。

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台輪部上部円筒(小)で板厚2mmの蒸し曲げ

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左右の小穴は、ワークをこの治具に抜き差しする際の掴みスペース

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昨日蒸し曲げした火袋丸輪を、今日作製した治具盤に取り付けて見た。ジャストフィットである。
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2022年11月16日

遠州行灯 外側火袋の丸輪を蒸し曲げ

今回の外側火袋丸輪の蒸し曲げは、スカーフジョイントの勾配の変更を盛り込んだものである。
結果は、先行している内側火袋丸輪同様に綺麗にスカーフジョイントができた。残りのパーツ製作は台座円筒(大・小)の蒸し曲げになるが、大は幅が65mmもあり手持ちの塩ビパイプには差し込めないので、急遽100mmΦの塩ビパイプを購入し、大・小2枚の薄板をこれにいれ蒸し曲げ準備をした。

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蒸し曲げジグのハンドル部を改修し干渉・傷付きを改善した。これで、長いハンドルに安定して回転トルクを掛けられるのでワークを快適且つ正確に曲げ型に巻き付けることができた。

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いつもの蒸し曲げボックスとスティーマ


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蒸し曲げ結果は内側火袋の丸輪と同様に綺麗なスカーフジョイントができており成功である。
2個の蒸し曲げを完了し、乾燥工程に移った。



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今回購入した100mmΦ塩ビパイプ。 当初からこれくらいの容量を見ておけば良かったと痛感している。

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ワークの浮力がかなりあり、蓋をしなければご覧の通り飛び出す。

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蓋をしてワークを押し込んでいる。こんな単純な塩ビパイプのキャップであるが650円程した。
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2022年11月15日

遠州行灯の台輪円筒部材

今日は日中、所用で出かけていたので、朝と夜の一部の時間帯のみの作業となった。行灯の台輪円筒部の板材のスカーフジョイント削りを行い、近々に蒸し曲げを行えるようにした。幅広材は2.5mmTx65mmWで, 狭い方は2mmTx20mmWの薄板である。この様な薄板であるがスカーフジョイント部の勾配は1:35とし、かなり緩やかな勾配で設計している。

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posted by かねとく at 23:14| Comment(0) | 作品