2022年07月07日

アクセサリーボックス トレイ外側をカンナ掛け

トレイ外側板は6mm厚と薄く弱いので当初サンディング仕上げを考えていた。しかし、サンディングは、均一な切削は難しいし、その後の粉塵処理も結構手間がかかるので、手鉋仕上げに変えた。ここでの重要ポイントは、このような薄い板厚の箱状のものを如何に安定して保持するかである。当工房にはテールバイスが有り、これにパピーを取り付けると箱状でも板状のものでも安定した保持が可能である。しかし、箱そのものは弱いので仕切り板をいれると、トーションボックの原理で一気に剛性が高まり、鉋を強く押し当てても全く問題なく綺麗に削ることが出来た。これは、新しい発見で、仕切板の無い軟弱なワークでも、その中に仮の相じゃくりで出来た仕切り板(骨)を入れることで剛性が増し安定した鉋掛けができる。

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箱の底も支えることで更に剛性が高まり最高の削りが出来る。

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posted by かねとく at 23:01| Comment(0) | 日記
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