さて、外側火袋は暫定のもので仮組てを行い、全体の組み上がり具合を試した。結果は、内・外火袋の平行度も良く大変スムーズに回転することができた。やはりオリジナル(江戸期か明治初期の行灯)の構造には、それなりの目的や意味があり大変勉強になった。

12mm厚単体での丸輪蒸し曲げ実施

内側火袋の天部に取手を取り付けるためのホゾ穴をルータでき彫る

組み上がった外側火袋




内側・外側火袋の下部に取り付ける横桟を受けるホゾ穴、中央部は平、両サイドは蟻ホゾでインターロック構造にしている。


左よりプロトタイプ、今回の行灯、オリジナルの行灯