2023年01月23日

鴨居の溝彫りと敷居の加工

先週末、鴨居の溝墨付けまで終えていたが、溝深さの検討を昨日再度行い、標準の15mmに墨線を戻し溝彫りを完了した。以前は溝彫りにルータを使用したが、今回は溝切カッターを使用し効率良く綺麗に彫る事ができた。出来た鴨居をI-beam joistに仮留めしてみたが、設計通りに上手く取り付けることが出来た。次に、敷居を現在の上がり框と接合するため、湾曲した上がり框を基に直線の出た敷居材にスクライビング手法で湾曲をトレースし、電気カンナと寸六鉋でその局面を削り出した。平鉋での凸面削りは出来るが、平鉋台が曲面削りを邪魔をしないよう削らないと上手くいかない。

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スクライビングで隙間の曲線をコンパスでトレース

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鴨居の仮留め

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直線が出た敷居材をスクライビングで現状の上がり框の曲面でトレースし、電気カンナと手鉋で曲面を仕上げ敷居を置いてみたところ、まずまずの出来上がりで、コーチボルトで取付締め込む。
posted by かねとく at 23:05| Comment(0) | 工房
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