2018年06月25日

売りたし9’6” Nutshell Pram

あるモノづくりの世界で50年以上にわたり匠として活躍されたこの艇のオーナーは、2010年9月に当工房の監修・協力のもとこのNutshell Pramの製作を開始、2012年6月に無事進水されました。セイル以外は全てオーナーの製作で丁寧かつ凝ったつくりになっています。しかし、保管場所の問題でどうしても手放さざるを得なくなったとのこと。ついては、当工房が代行で有償の譲渡先を探しています。ご興味のある方は当工房メールアドレス
quest@kane-toku.jpまたは電話/Fax 042-392-3550までお問い合わせください。

設計者:Joel White
船齢:6年(2012年進水)
譲渡価格:20万円(付属品を含む)
譲渡:オーナーの所在地引渡しのみ
仕様
 全長: 2.85m
 幅: 1.3m
重量: 約50kg
 工法: GL(Glued Lapstreak Plywood)工法で、大変正確な接合面です。
 プランク材: フランス製6mm厚オクメマリン合板
 トランサム/バウトランサム: タモ材
 セイル:約5平方メートル Woodenboat store 純正
 塗装: 内部はInternational Gold Spar4回塗り、外板は国産外板白色塗料
 キールバンド: 3mmTx30mmW黄銅板でバウ・トランサム間前面カバー
 ラダー: 黄銅板金具による跳ね上げ式
 マスト/ヤード/ブーム: 8面貼り合せのBird’s Mouth工法で製作
 ティラー: タモ材と黄銅板使用
 ダガーボード: ノーブルファー柾目材使用
 オール: 赤松角材削り出し(オールロック付き)
付属品
 エアーバッグ4個
 木製ドーリー
                        以上
                   


9’6” Nutshell Pram for sale

This boat owner, who has taken an active role as a master craftsman in an industry for more than five decades, began to build this boat in September 2010 by Kane-Toku workshop’s supervision and support, and then successfully launched in June 2012. Except for the sail, he has made almost all portions carefully and elaborately. However, his boat storage space issue has compelled him to part with the boat. Therefore, on behalf of him I am looking for someone who wants to own this one for a fee. If you have any interest, please contact me at quest@kane-toku.jp or Tel/Fax 042-392-3550.

Designer: Joel White
Boat age: 6 years( launched on June 2012)
Transfer price: \200,000 including all accessories
Transfer: at the owner’s location only
Specification
 LOA: 9’6”
 Beam: 4’4”
 Weight: approximately 50kg
 Construction: Glued Lapstreak Plywood
 Plank: 6mm thick marine grade plywood made in France
  Sail: 55 squer feet purchased from Woodenboat store
 Paint: inside varnished with Gold Spar, outside coated with a white paint
 Keel band: covered with a 3mmTx30mmW brass from bow to transom
  Rudder: the blade can be folded up and down with brass hardware
 Mast/spars: made of Bird’s Mouth construction
 Tiller: made of ash and brass hardware
 Dagger board: made of strait grain noble fir
 Oar: made of Siberian red pine

Accessories
 Four pieces Floatation bags
 Dolly made of wood

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posted by かねとく at 02:24| Comment(0) | ボート

2017年10月02日

ローダの脚部接合部改善

ローダ本体に脚部を取り付ける機構が今ひとつ不便んであった。そこで、ローダ本体前板に脚部を差し込む板を一体化し、
今まで使用していた差し込み板とその固定ボルトを削減、また同時に脚部を取り付け際に片手で保持する必要がなくなった。今日はその一体化させる部品(差し込み板)の製作とニス塗装までを行った。

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ニス塗装中の一体化部品(差し込み板)。この映像だけではよく理解できなと思うが、木口断面の小判形彫り込みは接合金具の取り付け位置。
posted by かねとく at 23:17| Comment(0) | ボート

2017年06月29日

スパイリング(Spiling:曲面トレース)

昨日に続き、アマ底板のスパイリング(Spiling:ボート造船用語で普通の辞典にはない)を行い底板を切り出した。
ここでもう少しスパイリングについて説明しておきたい。昨日、モールド上で底板に対しスパイリング・バテン(曲線トレース定規と呼ぶことにする)に、各モールドの前面エッジの位置を半径一定のコンパスで円弧を描き写し取って。今度はこのスパイリング・バテンをモールドから外し、底板を切り出すベニア板の上に置きズレない様マスクテープ等で仮止めする。次に同バテンに描き取った円弧の円周上の任意の3点から使用した半径一定のコンパスでベニア板へ円弧を書き交点を描く。この交点が各モールド上のエッジとなる。これらの交点に釘を打ちバテン(曲線を描くための細長い角材)で結ぶと滑らかな曲線となり、底板の外周をトレースしたことになる。私は、いつもコンパスとバテンを使用し曲線トレースを行っているが、大変高い精度で実現できるので満足している。

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スパイリング・バテンの円周上の3点から同一半径のコンパスを使い切り出す板に交点を書き出したところ

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スパイリング・バテンを全体にみたところ


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各交点をバテンで結び滑らかな外周を描き出す。



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ある交点にバテンを置いたところ


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切り出した底板を外板の上に仮取り付けしたところ


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仮止めした底板を反対から見たところ
posted by かねとく at 22:51| Comment(4) | ボート